西林寺について

撮影 千頭隆氏
 柏谷山西林寺は、白雉2年( 651)法道仙人によって開かれた寺と伝えられています。平安時代中期に天台宗の僧、恵心僧都(942-1017)により中興され、東向き観音の霊場として信仰を集めてきた古刹です。本尊は藤原時代中期(858-1067)につくられた十一面観世音菩薩(県重要文化財指定)で、脇仏は不動明王と毘沙門天です。
 江戸時代には1院13坊を持ち寺領25石1斗を所有し、このあたり一帯は西林寺村と呼ばれていました。現在の建物は、江戸時代以降のものです。寛文5年(1665)姫路の慶雲寺を中興開山した南室和尚によって播磨西国第20番霊場に選ばれました。

 御詠歌は、

  「山川に 心を澄ます 西林寺 後の世かけて たのむ賀屋谷」

 境内には,仁王門,鐘楼、西脇聖天、鎮守戎神社、庚申堂、慈母観音、キリシタン地蔵などがあります。